6.8[木]
10:00 - 11:30
日本医療産業のASEAN進出状況と課題ー新たな視点で国際医療ビジネス参入の機会を探す!
SPEAKERS
経済産業省
商務・サービスG ヘルスケア産業課 課長
橋本 秦輔
シスメックス株式会社
ICH事業本部
船越 國宏
株式会社 松永製作所
海外営業部長
早矢仕 真史
医療法人社団KNI 北原国際病院
理事長
北原 茂実
一般社団法人 Medical Excellence JAPAN(MEJ)
業務執行理事
北野 選也
一般社団法人 Medical Excellence JAPAN(MEJ)
理事
秋山 稔
オリンパス株式会社
ガバメントアフェアーズ
バイスプレジテント
包國 幸生
SUMMARY
本セッションでは、経済産業省 ヘルスケア産業課橋本課長から経済発展のステージに応じて疾病構造は変化していき、途上国は感染症が多く、新興国や先進国になるにつれ、生活習慣病やストレス系の疾病等がより多くなる傾向がある旨紹介された。こうした背景も踏まえて医療機器分野における日本の強みと弱みについて示された。続いて、医療関係分野の登壇者からそれぞれ行っている現在の取組が紹介され、日本の医療分野への波及効果が高い海外展開事業の例としては、人材育成やパッケージ化した医療機器・サービスの展開が挙げられ、医学会ガイドライン・保険適用による現地における標準的な診療方法の確立支援等も含まれると言及された。また、現地キーパーソンとの連携強化に向けた拠点を設立するための「MExx」構想が現在推進されており、当該構想は相手国の実情に応じた日本の医療経験の展開、医療渡航患者の呼び込みを目的としていると紹介された。企業単体でASEAN諸国に進出することは難しく、成功するには共通の目的を持った産学官の連携が必要である旨、各登壇者間で強調された。また、医療だけに注目するのではなく、幅広い社会課題の解決にも取り組むべきであると指摘された。