6.7[水]
15:00 - 16:30
課題解決・人材育成を通じたイノベーションの共同体を目指して
SPEAKERS
SOMPOホールディングス株式会社
グループCXO 執行役常務
渡部 一文
インキュベイトファンド株式会社
代表パートナー
本間 真彦
三菱自動車工業株式会社
代表執行役副社長
池谷 光司
Laloka Labs
CEO/Founder
Iqbal Abdullah
SUMMARY
本セッションでは、ASEANと日本が共通して直面する気候変動への対応、医療・福祉の向上、人口動態の変化、サイバーセキュリティ、頭脳流出(brain drain)、富の偏在、サプライチェーンの強靭化などの社会課題が取り上げられた。多様性が今や現実として受け入れられており、その効果は様々であることから、意思決定の向上(促進)やイノベーションの源泉となる一方、対立の原因ともなり得ることが指摘された。この多様性を価値共創の源泉とするためには、雇用の流動性の向上、アカデミックライセンスの認定、言語の壁の克服などが必要と述べられた。また、ジェンダーバランスを促進するためのアファーマティブアクションの実施やロールモデルの共有も重要な手段として考えられると述べた。
上記の課題や見通しに係る取組を通じて、ASEANと日本の連携を強化することや、イノベーションを通じた社会課題の解決と人材育成を推進する共同体を構築すべきという方向性が強調された。