6.7[水]
13:00 - 14:30
社会課題解決型ビジネスへの新たな挑戦
SPEAKERS
国際協力機構(JICA)
副理事長
山田 順一
国際協力機構(JICA)
東南アジア・大洋州部審議役
馬場 隆
株式会社ドリームインキュベータ
取締役副社長COO
細野 恭平
味の素株式会社
理事(サイエンスグループ長)
荻原 葉子
エーザイ株式会社
執行役 コーポレートコミュニケーション兼ESG担当
佐々木 小夜子
五常・アンド・カンパニー株式会社
代表執行役
慎 泰俊
株式会社SDGインパクトジャパン
会長
谷家 衛
SUMMARY
本セッションでは、冒頭に国際協力機構(JICA)山田副理事長から挨拶、同機構の馬場審議役による講演が行われ、日本の強みは「信頼」にあると述べ、具体的には、約束したことを実行する「コミットメント(Commitment)」、確かな成果を保証する「クオリティ(Quality)」、寄り添って協力する「フレンドシップ(Friendship)」の重要性について強調された。更にJICAは民間企業のビジネスパートナーとなることを目指しており、日本企業を現地政府などに紹介するだけでなく、事業進出のために必要な環境整備等も行っていくことを言及した。株式会社ドリームインキュベーター細野取締役副社長COOは、新興国ビジネスが新たな時代を迎えており、官民連携によって産業プロデュース、ソーシャルスタートアップ及びインパクト投資を推進すべきだと述べた。
後半のパネルディスカッションでは、味の素株式会社荻原理事から、栄養改善に貢献し、産学官連携によるルールメイキングの推進を提案していることが紹介された。エーザイ株式会社佐々木執行役からは、熱帯病やアルツハイマーの治療薬提供とその社会的影響について説明された。また、五常・アンドカンパニー慎代表執行からは、インパクト投資と技術協力プロジェクトの連携と、新興国におけるガバナンス整備が課題であり、これらが企業の新興国展開において重要なポイントとなるといった指摘など、各企業の取組はじめ様々な議論が行われた。