SUMMARY

DAY3

6.7[水]

10:00 - 11:30

日ASEANにおける人材育成協力とその将来展望

SPEAKERS

  • 一般財団法人海外産業人材育成協会
    理事長

    桒山 信也

  • DMG MORI Asia/DMG MORI India
    Chief Operating Officeer

    橋本 聡

  • 芝浦工業大学大学院
    理工学研究科長

    中村 仁

  • 名古屋経済大学
    経済学部教授

    牛山 隆一

SUMMARY

本セッションでは4名の登壇者が「日ASEANにおける人材育成協力とその将来展望」をテーマに基調講演を行い、それぞれ下記のように述べた。
一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)桒山理事長は、コロナ禍により浮き彫りになった課題に関し、AOTSの長年の信頼を基に、遠隔指導、DX推進、イノベーション創出、スタートアップ支援などの研修を開発・提供することを目指し、AOTSで学んだ卒業生が専門知識を積極的に第三国に知見を提供していることについて言及した。
DMG森精機製作所株式会社 最高執行責任者(COO)橋本氏からは、カンボジア政府の支援を受けながら、地場企業の成長、海外企業との連携を促進させる役割を果たすため、2020年にカンボジア王立プノンペン大学と連携し、高度な技術を持った人材育成のためのCambodia-Japan Development Management (CJDM)を開設したことが紹介された。
芝浦工業大学大学院 中村理工学研究科長からは、芝浦工業大学は産学官の連携を通じてグローバルPBL(Global Project Based Learning(課題解決型学習))を推進し、地域社会の社会課題の解決に向けて、企業の寄付講座、共同研究開発、イノベーション創出などを行い、学生だけでなく企業や行政の専門家の人材育成にも芝浦工大が寄与している旨述べられた。
名古屋経済大学 牛山教授は、ASEANビジネスの国際化における将来の協力と支援の可能性について紹介した。日本が自国企業の国際化で得た知見を活かし、ASEAN企業の人材育成や日本の人材などを通じた共創や支援を行い、ASEAN企業の海外展開を促進する可能性があると述べた。