6.9[金]
15:00 - 16:30
日ASEANにおけるデジタル技術によるサプライチェーンの高度化の推進
SPEAKERS
株式会社経営共創基盤
シニア・エグゼクティブ・フェロー東京大学未来ビジョン研究センター客員教授
西山 圭太
JIC-ベンチャー・グロース・インベストメンツ
イノベーションストラテジスト
小宮 昌人
アセアン・東アジア経済研究センター(ERIA)
エコノミスト
及川 景太
Boston Consulting Group
Partner and Director
Seungwook Oh
ASEAN Foundation
Executive Director
Dr. Piti Srisangnam
Business Alliance for Sustainable Economy (BASE)
Group Coordinator
Teng Theng Dar
情報処理推進機構 デジタルアーキテクチャ・デザインセンター
蓄電池・自動車PJ
プログラム・ディレクター
藤原 輝嘉
株式会社Resilire
代表取締役CEO
津田 裕大
SUMMARY
本セッションでは、冒頭の基調講演として各登壇者からサプライチェーンが経済関係の基盤であること、デジタル技術の役割や課題、国際的な協力の重要性などが発表された。
パネルディスカッションでは、サプライチェーンの不安定要因として3つのD(地域の不安定化、脱グローバル化、環境劣化)が提示され、米中対立や政治的変化、環境変化による影響を考慮したサプライチェーンの再構築の重要性が強調された。さらにデジタルデバイドも注目されていると述べられ、特に、SMEと大企業の間でのカーボンフットプリント(スコープ3)格差に対する啓発活動の必要性が指摘された。また、品質担保のため、標準化を推進する一方で、規制が阻害要因になる可能性にも言及し、規制の簡素化・共通化の重要性や、データ主権やデジタル化の推進に明確な解決策がないため、対話の重要性が強調されるなど、登壇者間でサプライチェーン高度化における課題や機会等について幅広く議論された。