6.6[火]
11:00 - 12:00
ASEANスタートアップによる日本進出&日本企業とのイノベーション創出
SPEAKERS
デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社
グローバル&インダストリー事業部
事業部長
大平 貴久
シンガポール企業庁
地域代表
Fabian Tan
SWAT Mobility Japan株式会社
代表取締役
末廣 将志
株式会社スカラ
マネージャー
佐野 一平
Mars Growth Capital Pte Ltd
共同代表者
廣島 竜太郎
Ascend
President CommissionerBlibli
Head of Business Development & CEO Office
Yohanes Lukiman
SUMMARY
本セッションでは、日本企業がASEANのスタートアップのエコシステムに目を向ける重要性や、協業を実現するためのポイント、そしてASEANスタートアップから見た日本企業・日本市場について、議論された。議論の中で、ASEANスタートアップが日本に進出するのは難しく、熱量のあるパートナー(自治体等)を紹介してもらえるかがカギと強調された。Mars Growth Capitalの廣島氏はショートプレゼンの中でスタートアップの資金調達の内訳として、米国ではスタートアップ資金の20%を負債が占めているが、アジアはわずか2%であることを述べた。AIを活用した審査プロセスの導入により、48時間での審査を可能にし、アジア最大級のデットファンド(debt fund)を設立し、既に30以上のスタートアップに融資を提供していることについても言及した。
日ASEAN共創のカギはエコシステムにおける自社の価値を定義して、他社とのシナジーを推進すべきであるとする「Ecosystem Thinking」であり、その際、経産省やJETRO、経団連、KADINなどの行政機関が優良なパートナーを選別する重要な役割を果たしていることが登壇者間で認識された。